【就職・転職に有利】ビジネスパーソンに人気な資格13選!
就職・転職をお考えの皆さん、「何か就職や転職に有利な資格はないかな?」と思っていませんか。
しかしながら、「資格といってもたくさんあるので、どんな資格を取ればよいのか分からない」という方も多いことでしょう。
ここでは、就職・転職の際に、もっておけば有利な資格についてご紹介いたします。
資格とひとくちに行っても難易度はさまざまです。
ここではおすすめしたいビジネス資格を難易度別にご紹介いたします。
目次
難易度★
まずは、難易度★1つ、比較的簡単な資格についてご紹介いたします。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストのことです。
エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明する資格です。
履歴書に書くことで、就職や転職に有利に働くパソコン資格です。
MOSの特徴は、「とりあえず就職に有利だから取っておきたい」「事務職で働きたい」と思っている方から、「スキルアップしたい」という方まで、レベルや目的に合わせて取ることができるという点です。
マイクロオフィスソフトには、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookがあります。
Wordは、文書作成ソフトで、文字はもちろん画像なども使用することができます。
文書以外にもチラシやはがきなどの作成もできるのが特徴です。
Excelは、計算や表の作成を行なうソフトです。
パソコン上で表を作成することができ、自動で合計や平均値を算出することも可能です。
また表から円グラフや棒グラフといったさまざまなグラフを作成することもできます。
PowerPointは、プレゼンテーションで使用する資料をつくる時に便利なソフトです。
文字や写真や絵、グラフなどの簡単が簡単にできるうえに、文字や写真などに自動で動きを付けることも可能です。
簡単なアニメーションやスライドショーも作成することができます。
Accessは、主に経理関係の職種で使用されている難易度の高いソフトです。
膨大なデータを作成・保存・管理することが可能で、より専門性が要求されます。
Outlookは、マイクロソフト社製のメールソフトです。
メール機能はもちろん、スケジュール等の業務管理の一元化が可能です。
「とりあえず就職に有利な資格を!」と考えている方におすすめなのは、WordとExcelですが、WordとExcel、PowerPointの3科目に加えて、AccessまたはOutlookいずれか1科目の合計4科目の同一バージョンのMOS試験にすべて合格すればマイクロソフト オフィス マスターの称号が贈られます。
今や、マイクロソフトオフィスを使いこなせることは、社会人として必須となってきています。
MOSは、事務職に就きたいという方には比較的簡単に取得することができるのでおすすめです。
ITパスポート
ITパスポートとは、2009年4月から始まった国家試験です。
それまでは、「初級システムアドミニストレータ試験」と呼ばれていました。
IT業界はもちろん、すべての社会人に求められる基礎知識が問われる資格です。
パソコン等の情報機器やOSから始まり、基本的なアプリの設定や操作ができること、またそれらを適切に活用できること、各種法令の理解と厳守、またIT社会におけるさまざまなリスクに対応できるスキルが求められる資格です。
ITは今後ますます重要性を増してきます。
それゆえ、この資格をもっていることで、就職の際の強みになることは間違いないでしょう。
秘書技能検定
秘書技能検定は、毎年20万人近くが受験するビジネス系の定番の資格です。
特に、大学生や高校生を中心に多く受験されています。
秘書の仕事は、経営陣をサポートする仕事です。
そのため、スケジューリング、ファイリング、文章作成、接遇マナーはもちろん、経営学や一般会計まで幅広い知識が必要となる資格です。
最も簡単なのが3級、段々とランクが上がり2級、準1級、1級とあります。
企業によっては、上級資格取得者には資格手当が付くところもあります。
難易度★★
それでは、続いて、難易度★★の資格についてご紹介いたします。
販売士
販売士とは、小売業・卸売業・製造業・サービス業に携わる人の販売能力を可視化した資格です。
流通業界では、唯一の公的資格となります。
3級は、一般の販売員、2級は売り場責任者、1級は経営者クラスを対象としています。
試験問題は、販売士検定試験ハンドブックから70~90%出題されます。
しっかり勉強すれば、合格できる資格です。
ビジネス実務法務検定(3級)
ビジネス実務法務検定とは、ビジネス活動と法律の関係をよく理解し、業務に際して法的問題を予測・発見できる人材、未然に回避できる能力を身につけるための資格です。
コンプライアンス(法令順守)が重要視される現代社会において、ますます重宝される資格となりそうです。
3級は、社会人全般と学生が対象、2級は、実務レベルでの対応力を身につける各部門の法務担当者が対象となっています。
知的財産管理技能士
知的財産管理技能士とは、形なくても価値があるもの、発明や著作物などといった知的財産の管理を行なう技能者の知識力を図る試験です。
2004年から行なわれていた民間試験「知的財産検定」が2008年7月から国家試験へと移行されたものです。
この資格をもっていれば、企業内でいえば、特許業務をはじめとする知的財産管理を行なっている内部法務部や知的財産部などで必要とされる人材となります。
難易度★★★
次に、難易度★★★の資格をご紹介いたします。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は「宅建」といった方が皆さまには馴染みがあるかもしれません。
不動産会社が公正な不動産取引を行なうことを目的に、宅地建物取引業法により定められた国家試験です。
一般に「士業」と呼ばれる業務独占資格のひとつです。
不動産取引における重要事項の説明、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印ができるのは、宅建士のみとされています。
受験資格は特になく、毎年約20万人が受験していますが、合格率は約15%です。
通関士
通関士とは、輸出輸入業者と税関との間で、書類の作成や審査、税関での輸出入の通関手続きを行なう仕事を担っています。
貿易実務に関する唯一の国家試験です。
通関業者は営業所に1名以上の通関士を置くことが義務付けられています。
今後ますます通関士のニーズは高まっていくことと考えられます。
難易度★★★★
だんだん★が増えていっていますね。
次は難易度★★★★の資格です。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとは、読んで字のごとく、就職や転職などを考えている人に対して、適正や希望に沿って仕事を探したり、希望通りの職に就けるようにアドバイスができる専門家です。
2016年4月に国家資格として創設されたこの資格は、職業能力開発促進法において「労働者の職業の選択、職業生活設計または職業能力の開発および向上に関する相談に応じ、助言および指導を行なうこと」とされています。
国家試験に合格した者だけが、「キャリアコンサルタント」という名称を用いることができる名称独占資格です。
社会保険労務士
社会保険労務士は、「社労士」の名称で皆さん、馴染みがあると思います。
受験資格は、大卒や短大卒、高等専門学校卒の人ですが、所定の専門学校を卒業した人にも受験資格があります。
一般に社労士の試験には、800時間から1000時間ほどの勉強が必要だといわれています。
毎日2時間ずつ勉強したとして1年は勉強しなければいけないということになります。
資格取得後は、2年の実務経験もしくは実務指定講習を修了すれば、社労士として活動することができるようになります。
難易度★★★★★
それでは、最後に、今回ご紹介する資格のなかで最も難しいとされる資格をご紹介いたしましょう。
MBA
MBAとは、ビジネススクール(経営大学院)の修了者に与えられる修士号のことです。
国家資格ではありませんが、経営のプロとして社会的に認められる資格になります。
会計学・経済学・財政学・人材資源管理・情報マネジメント・マーケティング・組織行動・定量分析といった企業経営に必要なスキルを総合的に身につけた人がMBAとなります。
行政書士
行政書士は、個人や事業主の依頼を受けて、県庁や市町村役場、警察署などの官公署に提出する書類を作成したり、依頼主に代わって提出する仕事を行ないます。
「官公署に提出する書類」「権利義務に関する書類」「事実証明に関する書類」の作成は行政書士の独占業務です。
受験資格は特にありませんが、合格率は、約12%と狭き門となっています。
行政書士は、法律知識が身に付いていることから、就職や転職にも有利ですが、独立する道も開かれます。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。
企業の経営に関わる幅広い知識が必要で、中小企業が抱える経営問題について分析し助言を行なえる専門家です。
資格を取得すれば、独立して経営コンサルタントとして活躍することが可能です。
また企業内でも活躍できる資格でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビジネスに役立つ13の資格をご紹介いたしました。
しかしながら、ここでご紹介した資格はほんの一部です。
世の中にはまだまだ多くの資格があります。
就職・転職に役立つ資格を・・・と資格について調べている皆さんが多いと思いますが、資格にチャレンジすることは、自分自身を成長させるよいきっかけになります。
また資格を取得することで、自信やモチベーションアップにもつながります。
まずは、簡単な資格からチャレンジして、徐々に難しい資格に挑むのも良いかもしれません。