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Claude(クロード)とChatGPTの違いとは?日本語の料金や使い方

Claude(クロード)とChatGPTの違いとは?日本語の料金や使い方

皆さん、Claude(クロード)をご存知でしょうか?

日本で生成AIというと、多くの人が、ChatGPTやGeminiを日常的に使用していると思います。
しかしながら、近年少しずつ、日本でもClaudeが注目されつつあります。

ここでは、将来的に、ChatGPTやGeminiのライバルになるとの呼び声が高いClaudeについてご紹介いたします。

Claudeとは?

Claudeとは、Anthropic(アンソロピック)社が開発した先進的なLLM(大規模言語モデル)です。

Athropic社は、OpenAIの元社員によって設立された会社です。
「安全性や倫理性を重視したAI開発」に力を入れており、ここで開発された生成AIが、Claudeなのです。

Claudeは、現在のところ、どちらかというと企業向け生成AIだと言えます。
その理由としては、「長文コンテキストの理解」「ドキュメント分析」「エンタープライズ用途への適応」に長けているからです。

企業がDX推進を進めるなかで生成AIに求めることは何でしょうか?
「チャットボットとして話せる?」
それはもちろんですが、多くの企業が、「大量の文書を読み解き、業務フローを自動化・整理することができるAI」を求めているのです。

近年、企業がAIに求めているもの。
それは、生成するだけのものから、それをしっかりと活用できる能力が求められているのです。
そういった意味では、Claudeはまさに企業が求めている形だと言えます。

Claudeは、そもそもConstitutional AI(憲法的AI)」というAnthropic独自の枠組みのなかで生まれました。
その根底にあるのは、安全であり予測可能な出力です。
これは、武器開発やテロ関連、成人向けといった危険因子となり得る出力を抑える制御を行ない、モデルの拒否基準・出力制限を充実させるアプローチを指します。
このような設計は、企業に歓迎されるものであり、企業がAIを導入する際の安心材料になります。
というのも、企業がDXを推進するにあたって重要視するのは、次の3点だといえます。

  1. ガバナンス
  2. 説明責任
  3. 信頼性

これらを加味すると、Claudeは、企業がDXを進めるうえで安心できるAIだといえます。

Claudeのおもな3つのモデル

Claudeは、モデルによってそれぞれ用途や得意なことが異なります。
ここでは、Claudeのおもな3つのモデルについてご紹介いたします。

Sonnet(例:3.5/4)

Sonnetシリーズのおもな用途は、バランスを重視した定型業務です。
速度や性能、コストなどのバランスが最適に保たれているのが特徴です。
複数の文書を要約したり、多言語にも対応可能で、標準的なコーディング支援を得意とするため、企業の定型的な高度業務に適しています。

Opus(例:4.1)

Opusシリーズは、Anthropic社が最も高度なモデルとして位置付けているラインです。
強みは、複雑な問題解決、マルチステップ推論、長期記憶・コンテテキスト機能です。
長大なドキュメント分析、複数システム横断の自動化エージェント構築、高度なコーディング/バグ修正プロセス等を想定したモデルです。
専門業務(法務、財務、研究)をAIで補うことを目的でAI導入を考えている企業であれば、Opus 系を選ぶケースがあります。

Haiku(例:4.5)

Haikuシリーズは、速度とコストを優先したモデルで、Haiku4.5が発表されリアルタイム対応や高頻度処理が得意とされています。
チャットボット、カスタマーサポート、自動化サブエージェントといった大量インタラクションをこなす場面に有用です。
プロトタイプ導入、高頻度・軽負荷な問い合わせ処理などをAIに期待する企業には、ピッタリだといえます。

Claudeの使い方と活用例

Claudeは、生成AIモデルのなかでも高い性能を示しています。
ここからは、Claudeの使い方と活用例についてご紹介いたします。

自然な会話による質疑応答

Claudeでは、自然言語によるやりとりはもちろん、私たちの感情やニュアンスを考慮したやりとりが可能です。
これまでの生成AIでは、見るからにAIが作ったと思えるようなぎこちない言い回しが目立ちましたが、Claudeでは、一見してAIだと思えないようなナチュラルな人間らしい言い回しになっています。

またClaudeにあらかじめ特定に役割を割り当てその役割についての詳細を提供しておくことで、適切かつ自然な会話が成り立ちます。

膨大な量の長文の要約

Claudeの特徴として、入力トークン数が多いという点が挙げられます。
そのため、膨大な量の文章や長文データのスムーズな処理が可能です。

Calude2モデル以降は、最大10万トークンまで対応できるようになっています。
そのため、長文の生成や編集、要約、翻訳も短時間で完了します。

Sonnetモデルは、最大20万トークン、最上位のOpusモデルであれば、最大30万トークンまでの入力が可能です。
このほか、PDFファイルの読み込みも可能です。
研究論文のファイルや会議用資料をアップロードして要点を整理することも可能です。

Pythonコードの自動生成

Claudeは、Pythonなどのプログラミングコードを短時間での自動生成が可能です。
Anthropic社の公式サイトによると、コーディングにおけるTPT-4のスコアは67%であるのに対し、Claude3のOpusモデルは84.9%と高い数値が出ています。

Claudeを高精度なコーディングに用いることは、生産性の向上につながります。

Slack連携

Claudeは、Slack連携に対応しています。
Slackの社内ワークフローにClaudeを導入することにより、社内FAQ用のチャットボットや会議の議事録作成、資料要約などを通して、業務をサポートしてくれます。
このほか、DMメッセージを利用することによって、個々の課題をサポートする使い方も可能です。

PDFや画像ファイルの読解

Claudeのモデルは、テキストはもちろん、画像やPDFなどの複雑な資料を読み込む機能が搭載されています。
これにより、次のような業務に活用することができます。

  • プレゼン資料(PDF)をアップロード・・・要約。キーポイント抽出
  • グラフ・図表入りレポートの読み込み・・・重要データ抽出・コメント生成
  • 画像(設計図・チャート)の読み込み&問いかけ・・・解説・要約

Claudeの料金について

それでは、気になる料金について見ていきましょう。

Claudeには、Freeプラン(無料)があります。
無料版では、次のような利用が可能です。

  • チャット利用/基本的な質問応答
  • 多言語入力・出力(日本語を含む)
  • モデルの感触を掴むための利用

Freeプランは、あくまでも導入する際の検証用途として利用し、商用での利用については、有料プランが必須となります。

有料プランは、大きく3つに分けられます。
Proプラン$20US(月額)
個人利用、少人数チーム、業務用途の初期展開などに対応可能

Teamプラン$25/人(年契約時)or $30/人(月契約時)
最低構成5名から可能

Maxプラン価格は、別途サイトでお問い合わせください
より大量利用、優先機能付き

費用については、国内日本語環境では為替・税・契約条件が別記されている場合があります。
日本円換算や商用利用条件など詳細をしっかりと確認してください。

ClaudeとChatGPTの違いについて

ClaudeとChatGPTの違いについて

まずは、特徴についてです。
Claudeは、長文コンテキスト・ドキュメント処理・業務自動化志向を得意とします。
一方、ChatGPTは、対話が得意でクリエイティブ志向で幅広い用途に用いられます。

モデル選択については、
Claudeは、Sonnet/Opus/Haiku 等、用途に応じて選択可能です。
一方、ChatGPTは、GPT-3.5/GPT-4/GPT-4o 等、主にモデル固定されています。

続いて、マルチモーダルについてです。
Claudeは、生成よりも読み解き・分析に強いです。
ChatGPTは、画像生成・音声対話・プラグイン連携が強みです。

ご覧のようにClaude、ChatGPTそれぞれに得意分野があります。
それぞれの企業でどのような用途で導入するのかによって、ClaudeなのかChatGPTなのかを選択するのがベストです。

Claudeは、構造化された出力・精度・ガバナンス面に強く、
ChatGPTは、幅広い用途において比較的使いやすく、クリエイティブ性・対話性が強みだとされています。

まとめ

企業のDX推進において、生成AIは、アイテムのひとつではなく、もはや業務基盤を支えるピースのひとつだといえます。

Claudeは、Anthropic社が、安全性と倫理性を重視して開発した生成AIです。
料金は、無料から企業にあったカスタマイズなど段階的に用意されています。
それぞれの企業に応じた利用が可能です。
導入の際には、社内業務基盤として安全かつ効果的に展開できるよう精度確認やデータ管理、運用ルール整備などを徹底することが重要です。

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