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時代に乗り遅れないためのWeb3(Web3.0)簡単解説

時代に乗り遅れないためのWeb3(Web3.0)簡単解説

次世代インターネットWeb3(Web3.0)

[最近、頻繁に「Web3(Web3.0)」というワードを耳にするようになったけど、「Web3(Web3.0)」って、いったい何のこと?」と思っている方、多いのではないでしょうか。

今回は、よく耳にするようになったけど、何だかよく分からない「Web3(Web3.0)」について簡単に解説していきたいと思います。

Web3(Web3.0)とは?

Web3(Web3.0)とは、情報の独占市場を分散管理することで、情報の主権を民主化しようというものです。
これまで情報管理においては、5大企業GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)がその主導権を握ってきました。
この問題をテクノロジーを活用して分散管理し、情報の主権を民主的なものにしようというのが、Web3(Web3.0)の概念です。

それでは、具体的にどういうものか見ていきましょう。
メリットについてもご紹介していきます。

Web3(Web3.0)の世界とは?

Web3(Web3.0)は、次世代インターネットとも呼ばれています。
次世代ということは、現在のものとはより進化しているということです。
では、どのような点が現代のWeb2.0と異なるのでしょうか。

現代では、GoogleやAppleといった巨大企業に情報が集中しています。
いうなれば、これら巨大企業が世界中に住んでいる人びとの個人情報を握っていることになります。
一定の企業がこれらの個人情報を握っていることにより、企業が提供するサービスを利用する際などには便利である反面、プライバシーの問題やセキュリティのリスクが伴っています。
このような課題を、ブロックチェーン技術などを用いて解決することができるのが、Web3(Web3.0)だといわれているのです。

それでは、Web3(Web3.0)のことをより理解するために、まずは前世代であるWeb1.0、現代のWeb2.0について見てきたいと思います。

Web1.0とは?

Web1.0とは、情報を発信する人たち、そしてそれらを見る人たちが固定されていた時代のことです。

分かりやすくいえば、WWW(=World Wide Web)が普及し、誰もがウェブサイトを作って広く発信できるようになった時代のことです。

当時の主流は、htmlのテキストサイトで、画像や動画コンテンツは少なかったのが特徴です。
メールを介して、コミュニケーションを取っているため、双方向ではなく一方向のやり取りが主流でした。

Web2.0とは?

Web1.0の次にやってきた時代が、Web2.0時代です。
ユーザーが自由にインターネットを使えるようになったことで、双方向のやり取りができるようになりました。

特徴的なのが、Twitter、YouTube、Facebook、InstagramなどといったSNSの目覚ましい普及です。
誰もが世界中に向けて簡単に発信することができるようになりました。
画像や動画コンテンツの発信やシェアも簡単にすることができるようになったのもこの時代の特徴です。

一方で、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)など特定の企業へ、情報が集中してしまうという危機的状況が起こっています。

何が危機的かというと、情報が一か所に集中するということは、サイバー攻撃の標的にされやすくなるということです。
そのため、多くの人のプライバシ―が一定の企業に握られていることにより、サイバー攻撃にあった場合には、多くの人のプライバシーが危険にさらされるということになります。

Web3(Web3.0)に期待されることとは?

Web3(Web3.0)に期待されることとは?

現代の主流は、まだWeb2.0の段階です。
そのWeb2.0の中央集権型問題の解消に期待されているのが、次世代インターネットである「Web3(Web3.0)」なのです。
いわば、5大企業であるGAFAMからの独占を解き、権力分散を目指す時代が、次世代のWeb3(Web3.0)だといえます。

これを実現するであろうと期待されているのが、ブロックチェーン技術です。
ブロックチェーン技術とは、インターネット上の取引データを適切に記録する技術のことで、現在は、ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨で広く使われています。

これを利用すると、複数のユーザーで情報が共有されます。
これはどういうことかというと、もしある1人のユーザーのデータに不正アクセスがあった場合、他のユーザーにも影響が生じます。
そのため、不正が即座に検出されるというメリットがあるのです。

簡単にいえば、ユーザー同士が常にお互いの不正パトロールを行なっているというわけです。

この技術を活用することにより、現代社会の主流となっているWeb2.0の問題が解決できるというわけです。

Web3(Web3.0)のメリット

それでは、実際にWeb3(Web3.0)のメリットを見てきましょう。

  1. セキュリティレベルの向上
    複数のユーザーが互いに不正パトロールを行なうので、一極集中型より格段にセキュリティレベルが向上します。
  2. 国境関係なくサービスの利用が可能
    中国などでは、政府によりアクセス制限がかけられていますが、これらの制限が機能しなくなり、国や人種関係なく自由にサービスを利用することが可能になります。
  3. 個人情報や行動履歴のデータの自己管理が可能
    私たちが検索サイトを利用している際に、掲載される大量の広告。これらは、私たちの行動履歴に基づき、興味がありそうな広告を送ってきているためです。
    巨大企業が個人情報を独占しているという分かりやすい例です。
    Web3(Web3.0)では、自分で自分のデータ管理ができるので、このようなことも起こらなくなります。
  4. 企業との直接取引が可能
    仲介業者の役割が不要となるので、手数料を払う必要もなくなります。

まとめ

いかがでしょうか。
Web3(Web3.0)の期待度が、高まったのではないでしょうか。

実は、すでにWeb3(Web3.0)を活用したサービスが提供されています。

「My Crypto Heroes」
「ゲームにかけた時間もお金も情熱も、あなたの資産となる世界」というキャッチフレーズで有名なNFTゲームアプリです。

次世代の検索プラットホーム「Brave」もサービス開始になっています。
個人データを収集するような広告をブロックするので、煩わしい広告表示がないため、スピーディーにインターネットを使うことができるのです。

このほか、政府でもWeb3(Web3.0)を成長戦略に盛り込む動きが出てきています。
NFTやクラウドファンディング事業を手掛ける株式会社フィナンシェでも、Web3(Web3.0)領域で「日本発、世界で活躍するユニコーンを増やす」というビジョンを掲げた取り組みを行なっています。

官民両方で注目されているWeb3(Web3.0)。
今後、私たちの生活はWeb3(Web3.0)により、ますます便利に快適になりそうです!

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