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金持ち父さんに続け!クワドラントの考え方とは!?

金持ち父さんに続け!クワドラントの考え方とは!?

大ベストセラー書籍「金持ち父さん・貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏が、著書のなかで読者に訴えかけている「クワドラント」。

本を読んだ方はご存知でしょうが、金持ち父さんは、「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」の法則に従って行動することによって、ハワイで最も裕福な人間のひとりとなりました。

ここでは、金持ち父さんが実践した「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」についてご紹介いたします。
「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」は、ビジネスに欠かせない考え方でもあります。
ぜひ、このまま読み進めていただき、あなたも金持ち父さんに続いてください。

クワドラントとは

クワドラント(quadrant)とは、金持ち父さんの行動の基本となっている考え方です。
クワドラントとは、「象限・4分割」という意味で、日本では「キャッシュフロー・クワドラント」とも呼ばれています

クワドラントでは、働く人たちを4つのカテゴリーに分類しています。


Employee(労働者)

Business owner(ビジネスオーナー)

Self employee(自営業者)

Investor(投資家)

4つのクワドラントについて

働く私たちは、上記の4つのクワドラントに分類されますが、あなたはどのクワドラントに属していましたか。

それでは、4つのクワドラントについてそれぞれの特徴を見ていきましょう。

Employee(労働者)

労働者は、自らの時間や労働力を切り売りすることにより収入を得ます。
自らの意思決定権はなく、勤務先の企業の意思決定に従います。
会社員・公務員・派遣社員・アルバイトなどがこれに当たり、日本においては87%の人が「Employee(労働者)」に分類されます。

Self employee(自営業者)

自営業者も、労働者と同じく自らの時間や労働力を切り売りすることにより収入を得ています。
労働者と異なる点は、働いた分だけ収入も比例して増える点、意思決定権がある点です。
個人事業主や開業医、弁護士、スモールビジネスオーナーなどが、これに当たります。

Business owner(ビジネスオーナー)

ビジネスオーナーとは、ある程度の規模の会社を所有・経営するなど、事業に出資して事業権利を持っている人のことを指します。

労働者や自営業者と大きく異なる点は、自身が労働しなくても収入が入る仕組みづくりを行なうことで、自身は労働せずに権利収入を得るという点です。
会社の所有者、起業家、店舗のオーナーが、これに当たります。
印税で稼いでいる人などもこのクワドランドに属します。

投資家

株や債券、不動産などに投資することで、一度に数億、数十億を動かすことができるほどの利益を得ている人たちです。
ビジネスオーナーと同じで権利収入を得ますが、ビジネスオーナーとは異なり権利収入を得る仕組みづくりは行ないません。

投資家は、自らの時間を使うことなく、他人のビジネスを利用することにより、お金を自分のために働かせることによって収入を得るのです。
よって投資家は、働かずして多額の収入を得ることができるうえに、多くの自由な時間をもつこともできるのです。

日本国内のクワドラントの構成

それでは、日本国内のクワドラントの構成を見てみましょう。
日本国内の全就業者の90%が、E(労働者)またはS(自営業者)に属しています。

富の配分を見ると、世の中の90%の富をB(ビジネスオーナー)とI(投資家)のクワドラントが保有しています。
残りの10%をE(労働者)とS(自営業者)が分け合っているということになります。

世界の長者番付の顔ぶれを見てみても、上位に挙がっているのは、すべて投資家や実業家などです。
まさに、世の中の富のほとんどを保有しているのは、B(ビジネスオーナー)とI(投資家)なのです。

金持ち父さんと貧乏父さんをクワドラントに当てはめてみると

金持ち父さんと貧乏父さんをクワドラントに当てはめてみると

大ベストセラー「金持ち父さん・貧乏父さん」にこのクワドラントを当てはめて考えてみましょう。
貧乏父さんは、著者のロバート・キヨサキ氏の実の父親のことで、高い教育を受けてハワイ州の教育長まで務めた人です。
まわりに大きな影響力を与えた人物だったそうですが、お金に苦労させられた人生だったそうです。

一方、金持ち父さんは、ロバート・キヨサキ氏の親友マイクの父親です。
ハイスクールも卒業していない起業家でしたが、ハワイでも指折りの裕福な実業家になり、亡くなったときには家族への莫大な遺産はもちろん、慈善事業などにも何千万ドルというお金を寄付するほど、一生涯で多くの富を手にした人物です。

貧乏父さんは、E(労働者)やS(自営業者)が所属する左側のクワドラントに属しており、金持ち父さんは、B(ビジネスオーナー)やI(投資家)が属する右側のクワドラントに属しています。

二人の違いはそれだけでなく、その考え方に大きな違いがありました。

貧乏父さんの口癖は、「それを買う金はない」。
一方、金持ち父さんにとってそのワードは禁句であり、同じような状況に陥ったとき、金持ち父さんは「どうやったらそれを買うためのお金をつくり出せるだろうか?」と考えるようにしていたそうです。

左側と右側のクワドラント

労働収入権利収入

Employee(労働者)

Business owner(ビジネスオーナー)

Self employee(自営業者)

Investor(投資家)

貧乏父さんのいる左側のクワドラントは、自ら働くことで収入を得ます。
収入源は、「労働収入」です。
自分の時間をお金に換えているので、自由な時間は限られており、収入にも限りがあります。

一方、金持ち父さんのいる右側のクワドラントは、自らが働かなくても収入を得られる仕組みに乗ることで収入を得ています
収入源は、「権利収入」です。
他人の時間をお金に換えているので、自分の時間はたっぷりあり、得られる収入にも上限はありません。

金持ち父さんに続くには?

ここまで読んでいただいた皆さまは、金持ち父さんに続くにはどうすればよいのか、もうお分かりだと思います。
そうです。
権利収入を得るための動きをすればよいのです。

しかしながら、世界の長者番付トップ10のセレブたちも決して、権利収入だけで収入を得ているわけではないのです。
複数のクワドラントに属すことにより、複数から収入を得ているのです。
なぜなら、リスクを分散することができるから。

長者番付1位の大富豪であるAmazonの創始者ジェフ・ベゾスは、プリンストン大学で電気工学と計算機科学の学位を取得したあと、Fitelでネットワーク構築に携わるなど30歳ぐらいまでE(労働者)の属していました。
そのあと、自宅のガレージでAmazonを起業し、たった数年で巨大企業にまで成長させたのです。
現在は、B(ビジネスオーナー)に属しながら、I(投資家)としての収入も得ています。

それでは、これらの話を参考に、今すぐあなたが、金持ち父さんに続けるためには何ができるかを考えてみましょう。

あなたが現在E(労働者)もしくはS(自営業者)だとすると、普段は自身の時間と労働力で収入を得ながら、一方で自動的または半自動的に収入を生み出してくれる仕組みづくりに取り掛かることができます。

権利収入を得るための方法

それでは、権利収入を得るためにはどのような方法があるのか見ていきましょう。

  • 本を出版し、印税を得る
  • アプリやゲームを開発し、手数料を得る
  • YouTuberになり、広告収入を得る
  • 不動産や株式などに投資し、家賃収入や配当金を得る
  • 自動販売機の設置場所を提供し、場所代を得る

このように、権利収入を得るための方法もさまざまです。
まずは、今のクワドラントに属しながら、権利収入を目指すことを始めること
それが、左側から右側のクワドラントに移行する第一歩です。

まとめ

金持ち父さんの考え方「ESBI:キャッシュフロー・クワドラント」について、理解していただけましたでしょうか。

今は左側のクワドラントに属している皆さまも、考え方や行動を改めることで、右側にクワドラントに属することも夢ではありません。
しかしながらいきなり権利収入だけに頼ろうとするには、リスクが高すぎます。
リスクを分散するためにも、まずは複数のクワドラントに所属し、複数の収入源をもつことを目指しましょう
それが、リスクを分散しながら右側のクワドラントに移行するためのカギになります。

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