中学受験はお金がかかる!私立中学入学後にかかる費用も解説

年々加熱を帯びている中学受験。
首都圏でも特に東京23区、そのなかでも文京区においては、約半数の子どもが中学受験をし、私立中学に進学をしています。
中学受験は、もちろん受験をする子どもは大変ですが、親も大変です。
何かとお金がかかります。
ここでは、中学受験にかかる費用についてご紹介するとともに、私立中学に進学した場合、入学後にかかる費用についてもご紹介いたします。
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中学受験で最もかかるのが塾代!
中学受験で最も費用がかかるのが、塾代です。
人気の塾は早くから定員となってしまうため、早くから受験を考えている家庭では、低学年のうちから塾に通わせます。
ここでは、一般的な中学受験塾、首都圏大手中学受験塾の費用相場について、それぞれご紹介いたします。
一般的な中学受験塾の費用相場
一般的な中学受験塾の費用相場を見てみましょう。
(月謝)は、毎月の授業料、(年間)には、1年間にかかる費用です。
年間には、月々にかかる授業料のほか季節ごとの講習費用なども含まれています。
小学4年生〜小学5年生 | 27,000円〜40,000円(月謝)、400,000円〜700,000円(年間) |
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小学6年生 | 36,000円〜55,000円(月謝)、900,000円〜1,200,000円(年間) |
首都圏大手中学受験塾の費用相場
それでは、次に首都圏の大手中学受験塾の費用相場について見ていきましょう。
四谷大塚(本科コース4科目)
【入会金】22,000円
【月謝】39,600円(小学4年生)、49,500円(小学5年生)、63,800円(小学6年生8月まで)、85,800円(小学6年生9月以降)
SAPIX
【月謝】22,000円(小学1年生)、23,100円(小学2年生)、25,300円(小学3年生)、45,650円(小学4年生)、57,750円(小学5年生)、66,000円(小学6年生)
早稲田アカデミー
【月謝】17,800円(スーパーキッズコース小学1年生、2年生)、28,000円(ジュニアコース3年生)、31,800円(Sコース小学4年生)、51,300円(Sコース小学5年生)、52,200円(Sコース小学6年生)
日能研
【月謝】11,400円(小学3年生2科目)、22,800円(小学4年生4科目)、29,700円(小学5年生4科目)、35,640円(小学6年生4科目)
進学個別指導のTOMAS
学年が上がるごとに、授業料が1,000円上がります。
【月謝】小学6年生(60分の授業を週1回)約35,000円
塾代のほかに必要な中学受験の費用
中学受験は塾代はもちろんですが、塾代以外にも意外に費用がかかります。
以下に見ていきましょう。
塾のその他の費用
塾代に関しては上記に挙げましたが、上記以外に、塾によっては、入会金や年会費が必要になってくるところもあります。
入会金は、塾によって様々ですが、10,000〜30,000円、また年会費に関しても同じく10,000〜30,000円を設定しているところが多いです。
交通費
自宅から塾への交通手段が公共交通機関である場合、交通費もかかってきます。
親が車で送迎する場合は、ガソリン代がかかります。
飲食代
塾は、放課後通うため、塾の前後に、コンビニなどで食べ物や飲み物を購入し、腹ごしらえをする子どももいます。
その場合、1回につき500円だとすると週に5回塾に通うとすると、月に10,000円の出費になります。
文房具・教材費
勉強時間が増えると文房具の減りも早くなります。
文房具代が増えるとともに、塾独自の教材費を購入しなければならない場合があります。
塾によってまちまちですが、1年間で30,000円ほどかかります。
模擬試験などの受験費用
今の自分の実力を知るために、塾では定期的に模擬試験や塾独自の試験の受験を促されます。
試験によってことなりますが、1回の受験で5,000円ほどかかるとすると、1年間に10回受けると合計50,000円かかります。
通信費
近年、塾によっては、インターネットを活用した補習授業などを行なうところも増えてきました。
そのため通信費も必要になってきます。
特別講習費用
近年ほとんどの塾が、夏休みや冬休みなど学校がまとまった休みを取る際に、夏合宿、正月特訓といった特別授業や講習を行なっています。
参加するには、別途費用が必要となります。
私立中学入学後にかかる費用について
親子で受験戦争を戦い、ようやく勝ち取った春!
ほっとしたのも束の間、私立中学に入学後も、想定外の費用がかかってきます。
文部科学省の「令和5年度子どもの学習費調査」によると、
公立中学校では、学校にかかる費用150,747円に対し、私立中学校では、1,128,061円と7倍以上の費用がかかってきます。
これは、公立中学校が授業料が入らないのに対し、私立中学校では、年間458,018円授業料がかかってくることが大きな要因といえます。
学校外活動費用も公立中学校に通う子どもと、私立中学校に通う子どもではかかる費用(家庭内学習費などの補助学習費、芸術文化活動やその他スポーツや教養、国際交流活動費などといった学校外活動費)などが大きく異なります。
トータルで、公立高校に通う子どもは、年間542,475円に対し、私立中学校に通う子どもは1,560,359円と約3倍もの費用がかかってきます。
まとめ
年々熱を帯びる中学受験。
子どもにとっては、最初の戦いとも言える試練を親子で挑んでいるご家庭も多いことでしょう。
ここで示した通り、中学受験には費用が多くかかってきます。
また晴れて私立中学に入学しても、やはり多額の費用がかかってきます。
お子さんの将来を考えれば考えるほど、費用がかさんできますが、あらかじめどのぐらいの費用が必要かを早い段階から知っておけば備えることもできます。
ぜひ本記事を参考に、お子さんの将来に備えてください。