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最新版!国と民間の教育ローンの特徴とおすすめポイント

2025年4月版!国と民間の教育ローンの特徴とおすすめポイント

教育ローンは、使途が学校納付金などに限定されます。
しかしながら、ほかのローンに比べて、低金利です。
また融資期間も長い傾向にあります。
教育ローンをうまく活用することで、お子さまの将来に向けての選択肢も広がります。
また無理のない返済計画を立てることが可能になります。

ここでは、教育ローンの概要について、またどのようにして選べば失敗しないのか、
おすすめの教育ローンについてもご紹介いたします。

教育ローンとは?

教育ローンとは、教育資金を目的にした融資のことです。

教育ローンと一口に言っても幅広く、入学金や授業料といった学校へ納付する納付金、通学費用、1人暮らしの生活費や教材代、留学などにかかる費用などにも利用できる場合があります。

教育ローンの一番のメリットは、他のローンに比べて低金利であるという点です。
また融資期間が長く設定できるという点もメリットだと言えるでしょう。

在学中には利息のみを支払っていき、卒業後に元金を利息とともに返済していく「元金措置」を利用できる商品もあります。

教育ローンは大きく分けて2つ

教育ローンは大きく分けると2種類あります。
「国の教育ローン」民間の教育ローンです。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。

国の教育ローン

日本政策金融公庫が行なっている「教育一般貸付」のことです。
借入上限額は350万円、年利は年2.65%の固定金利のみとなっています。

借入上限額が低いので、国公立向きです。私立大学の場合は、奨学金やその他のローンとの併用をおすすめします。

融資期間は、最長18年と長めです。
学校納金、受験費用、住居費用、学用品費用などに利用可能ですが、子どもの人数に応じた所得制限が設けられています。
そのため、一定以上の所得がある世帯は利用できません。

民間の教育ローン

民間の教育ローンは、銀行や信用金庫などが販売する商品です。
借入上限額や金利、融資期間は、金融機関によって異なります。

金利は、国の教育ローンに比べるとやや高めです。
幅広い用途に利用可能です。
国の教育ローンにおいては、所得制限がありましたが、民間の場合には、むしろ年収が高いほうが審査に通りやすいのが特徴です。

国の教育ローンでは、所得制限に引っかかって借りられないという方は、民間の教育ローンがおすすめです。

教育ローン手続きについて

民間の教育ローンは、仮申し込みから本申し込みまで1~7日程度、本申し込みから契約まで1~2週間程度かかります。
一方、国の教育ローンの場合は、相談、申し込みを経て、審査に入りますが、審査から融資までが10日程度、審査から融資までトータルで20日程度かかるとされています。

時期によってはかなり時間がかかることもあります。
余裕を持って早めに申し込みましょう。

教育ローンの審査について

他社で多額の借入がある場合は、教育ローンの審査が通りにくくなるので要注意です。
教育ローンを含めたローンの年間返済額が年収の30%以下に収まるようにしましょう。

教育ローンの審査については、以下についてチェックされます。

  • 年収
  • 安定した収入があるかないか
  • 勤続年数
  • 他社も含めた借入額
  • 信用情報機関の登録内容に問題がないか

教育ローンの選び方のポイント6選

教育ローンの選び方のポイント6選

計画性のある借入をするために、以下の点に気をつけましょう。

①金利タイプで選ぶ

「変動金利」「固定金利」いずれかで選びましょう
できるだけ金利を抑えたい方は、「変動金利」、金利上昇リスクを避けて決まった額を返済したい方は「固定金利」を選びましょう。

②返済方法で選ぶ

教育ローンの返済は、借入の翌月や翌々月からスタートします。
しかしながら、<em>元金措置を利用すれば、元金の返済開始を卒業後まで遅らせることも可能です。
総返済額が多くなってしまうのが難点です。

③保障があるかないかで選ぶ

教育ローンの中には、団体信用生命保険付きの商品もあります。
これは、教育ローンを借りた人が返済中に死亡・高度障害状態になった場合に、保険金でのローン完済が保証されるというものです。

この保障をつけると返済額が多くなりますが、万一の際に助かります。
国の教育ローンにはこの保障はありません。

④借入パターンで選ぶ

借入パターンは、2種類です。
「一括(証書貸付型)」「カードローン」です。
一括の場合は、必要な金額を最初にまとめて借入します。
カードローンに比べて、金利が安いのが特徴です。

一方、カードローンは、枠の範囲内で必要なときに必要なぶんだけ借り入れることができるというものです。

⑤借入額の増額が可能かどうかで選ぶ

「教育ローンを借りたものの、予想以上にお金がかかり足りなくなった」ということもあります。
濃くした場合、追加借入ができる場合があります。
もしもの時に安心ですね。

⑥利用条件で選ぶ

教育ローンには審査があります。
借りる人の返済能力を問われます。
年収や年齢、勤続年数など定められた利用条件を満たす人でないと借りることができません。
また国の教育ローンの場合は、連帯保証人を立てるか、保障期間を利用する必要があります。

まとめ

教育ローンは、子どもへ教育のチャンスを与えるためにぜひ活用したい制度です。
国の制度の民間の制度がありますが、それぞれに特徴があります。
返済方法やその他諸々の条件など、個々の事情に併せて、どれがベストか選んでみると良いでしょう。

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